AIの回答がありきたりでつまらないときの対処法【ChatGPT・Claude】
AIに文章や案を出してもらったとき、間違ってはいないけれど、どこかで見たようなものが返ってくることがあります。読めば分かる。でも、つまらない。
私は毎日のように、AIと一緒にものを作っています。そのなかで何度もこの状態になりました。
先に言っておくと、「つまらない」と気づけているなら、それはもう良い状態です。気づけないまま使っていると、ありきたりな答えがそのまま自分の作ったものになってしまうからです。
こういうとき、頼み方を工夫したくなります。でも、私がやっているのは、出てきたものを確かめることです。やっていることは4つあります。
- 「なぜこの言葉がここにあるのか」を見る
- 引っかかったら、理由を付けて全部伝える
- 全体的に違うときは、前提から直す
- 意味のないものは、残さない
なぜAIの回答はありきたりになるのか
AIは、頼まれたことの中に空白があると、そこを「いちばんよくある答え」で埋めます。誰が頼んでも通用する答えを選ぶので、平均的な答えになる。私はそう理解しています。
それに、AIは、なくても困らないものまで、それらしく置いてしまうことがあります。文章なら、何も言っていない一文や、どこにでも付けられる飾りの言葉です。意味のないものでも、そこに存在させてしまう。
ありきたりな答えは、この二つでできていると思っています。平均で埋められた空白と、意味のないまま置かれたものです。だから私は、それを一つずつ見つけていきます。
1. 「なぜこの言葉がここにあるのか」を見る
出てきたものを読むとき、私が見ているのは、正しいかどうかよりも、その言葉がそこにある理由です。
プログラムのコードなら、動くか動かないかで、ある程度は決まります。そういう確かめ方は、AIのほうが得意です。
でも、言葉はそうはいきません。同じ言葉でも、人によって受け取り方が変わります。自分が込めたい意味も、場面によって変わります。正しいか間違っているかだけでは、決められません。
だから、言葉のほうは人が見る必要があります。「この一文は、なぜここにあるんだろう」「この言葉は、誰のために置かれているんだろう」。そう読んでいくと、理由の見つからない言葉が出てきます。
2. 引っかかったら、理由を付けて全部伝える
読んでいて気持ち悪いと感じたところは、流さずに伝えます。小さなことでも、基本的には全部です。
そのとき、「違う」だけでなく、なぜ違うのかを付けます。
ブログの紹介文をAIと一緒に作っていたとき、「実際に試したことと、考えたことを書いています」という一文が出てきました。間違ってはいません。でも私は、「これは書いている人の姿勢の説明で、読みに来た人が知りたいことではない。紹介文には、何が読めるかだけあればいい」と返しました。
理由を付けると、AIの考えに「ここまではいい、ここからは違う」という線が引かれます。言葉はどちらとも取れることが多いので、「違う」だけだと、AIはどこが違うのかを探して、言い方だけを変えてきます。理由があれば、何を基準に直せばいいのかが伝わります。
理由を付けることは、どちらとも取れる言葉を、AIが受け取りやすい形に分けることなのかもしれません。
3. 全体的に違うときは、前提から直す
一か所ずつ伝えても、なかなか良くならないことがあります。直したところは良くなるのに、全体としては、やっぱり何か違う。
そういうときは、たいてい、AIの考えている前提が私とずれています。一か所ずつ直しても、前提が同じままなら、同じようなところに戻ってきてしまいます。
だから、作っているものの話をいったん止めて、AIに聞きます。
- 「何を前提にして、この答えにしたの?」
- 「どう思う?」
- 「この案で、いちばん迷ったところはどこ?」
返ってきた説明を読むと、「そこを前提にしていたのか」と気づけることがあります。前提が見えたら、そこから直します。
ただ、AIの説明が、本当にその答えを出した理由かどうかは分かりません。私は、説明を正解としてではなく、次に話すための材料として受け取っています。
前提がずれる原因は、過去の記憶や、前に私が言ったことであることも多いです。そのときの直し方は、AIが話を合わせてくる・同意ばかりするときに書きました。
4. 意味のないものは、残さない
確かめていくと、理由の見つからない言葉が出てきます。そういうものは、書き直すより、消すことにしています。
さっきのブログでは、カテゴリごとに短い説明文を付けようとしていました。AIが出した案は、どれもそれらしい文でした。でも読んでみると、私が言い切れないことまで書いてありました。そのまま載せたら、嘘を書くことになります。だから、説明文そのものをなくしました。
空白があると、つい何かで埋めたくなります。でも、自分にも埋められない空白をAIに埋めてもらうと、そこはいちばんよくある答えになります。埋められないところは、埋めないままにしておくほうがいい。説明文がなくても、困ることはありませんでした。
言葉にならないときは「なんか違う」でいい
正直に言うと、引っかかっても、理由がすぐに出てこないことはよくあります。
そういうときは、「なんか違う」とそのまま伝えていいと思っています。それだけでも、「この方向ではない」という情報になります。
もう少しだけ足せるなら、理由ではなく場所を伝えます。「どこが」とは言えなくても、「このあたりで冷めた」なら指せることが多いからです。
まとめ
AIの回答がありきたりでつまらないとき、私がやっていることは4つです。
- 「なぜこの言葉がここにあるのか」を見る:正しいかどうかより、そこにある理由
- 引っかかったら、理由を付けて全部伝える:理由が、AIにとっての直す基準になる
- 全体的に違うときは、前提から直す:AIに「何を前提にした?」と聞く
- 意味のないものは、残さない:埋められない空白は、埋めない
頼み方を工夫する前に、出てきたものを一つずつ確かめてみてください。ありきたりは、確かめずに通したところに残ります。